交通安全講習会

甲府　というか　山梨では　交通安全指導員の方が月に1回、バイクの交通安全講習会を開いてくださっています。
5月10日日曜日、先月のグッドライダーミーティング（こちらは全国規模で、各県ごとに開催されているらしい）に引き続き、参加させていただきました。

朝9時に現地に集合すべく、30分前から2台のバイクを連ねて出かけました。
時間に間に合うか、少し心配しましたが、ほぼ定刻に現地に集合。　この日は9時30分開始だったようです。

白バイこそいませんが、参加者が少ないこともあり、たっぷりと実技を行なうことができました。
午前中は　一本橋と8の字走行とブレーキ練習が主体です。
一本橋は、教習所ではコースの一部分でしかなかったため、じっくりとやりこむだけの機械がないですよね。
久しぶりに、じっくりと練習できました。
教官の、合理的なアドヴァイスもありがたい。

教習でもおなじみのフルブレーキにしても、直前の速度を確認していただけるので、ありがたいです。
どうやら、私のバイクは、速度が若干高めに表示されているようで、規定速度にあげたつもりが、実際にはやや低めになる傾向があるようです。

1時間弱の実技と休憩を繰り返し、お昼休み。
近くのラーメン屋さんに食べに行く方、お弁当を食べる方々。　それぞれ、情報交換の場でもあるようです。
σ(゜∀゜は　飲み物を自販機で購入して水分補給をしつつ、お弁当のサンドイッチを賞味。

午後の実技は、午前中の分に加えてスラローム（ストレート＆オフセット）
普通二輪車教習では8の字はありませんので、まだコツがつかめていませんでした。
周りのライダーの実技を見て、技術を盗む、丁稚の気分です。
標準の、平地での8の字に加え、坂道に設置されたパイロンをつかっての、坂道でのUターン+S字の練習は始めての挑戦で、はじめはどうしてもうまくいかず、足を突いてしまっていたのですが、そこはこの講習会の良いところ、先輩ライダーから、アドヴァイスをいただけます。
　「傾斜路のUターンでは、普通に身体を傾けるとバランスを崩して転倒しちゃうので、そこはリーンアウトで車体だけを傾けるとうまくいきますよ」
なるほどなるほど、言われてみれば確かにそのとおり。
車体は傾けなくては曲がりませんが、リーンアウトならば、重心方向は垂直なままですから、安定するわけですね。　　さすが、実体験に基づくワンポイントアドバイスｊはわかりやすいです。

8の字にも慣れた頃、心に隙ができたんでしょうか。
前のバイクが転倒して、装備品の部品が巻かれてしまったものの回収を手伝ってから、自車を走らせたのですが、イメージがあってしまったのか・・・・走行を始めてすぐに　わたしも転倒(゜ーÅ)
8の字の頂点付近でコケました。
スピードは殆ど出ていなかったのですが、運が悪いことに、左ミラーと、クラッチレバーが損傷。

とりあえず、バイクを起こして、折れたレバーの破片やミラーを回収して、安全な場所に移動したところ、そこで　ギアも入らないのに気づきました。

一瞬青くなったものの、良く見ると、シフトレバーが内側に曲がったため、変速機が作動するまでの踏み込みができなくなっているらしい。　困っていると、様子を観て駆けつけてくださった指導員の方が、メカに詳しい方に依頼して、観てくださいました。
一目見るなり、原因を突き止め、シフトレバーをぐいっと直してくださいます。
私自身は、さすがに原因らしきものがわかっても、そのまま力づくでレバーを直してよいのかどうかわからなかったので、とても助かりました。

そのおかげで、左ミラーは失い、クラッチレバーがやや下を向いたため、動かしづらいものの、走行には支障がない状態となりました。

休憩時間をはさんですぐに練習に復帰。8の字も苦手にならずに済みました。

さすがなのは、その後の対処。　私以外にも、数名転倒している方もおられたので、必要性を感じられたようで、指導員の方が、次の休憩時間に、8の字や、坂道での8の字の際のライン取り、そして、転倒しやすい部分の走行のポイントを説明してくださいました。

最後は法規走行。　交通法規に沿って、右左折の方向指示器を出すタイミングや、交差点でのライン取りなどを改めて説明を受け、実際に走行します。
当然、みなさん免許を持っておられるのですが、改めて厳密なタイミングやライン取りのチェックを受けると、あいまいな点が残っていることに気づかされます。

たっぷりの実技で、じっくりと基本ライディングを勉強できて、かなりありがたかったです。

ミラーと、クラッチレバーは　即、ドライバースタンド２りんかんで購入し、付け替えを行ないました。
実は、純正のミラーって、なかなか大きめだったんですね。
汎用品を購入してから破損した部品と見比べて気づきました。　Σ(・ー・;)